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【大人の英語】学び直しに必要な英文法とレベル別おすすめ教材3選

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大人の英語学習で伸び悩む原因は「文法力」と「語彙力」の不足です。

英文法は英語の4技能を身につけるために欠かせない知識。

英語の文法苦手なんですよね…

英語の学び直しを成功させるポイントはまず第1に「文法」を理解すること。

ポリ子

文法が分かれば英語のどの分野もグッと伸びていきます!

さらに大人の学び直しには暗記ではなく「使える文法力」が必要。

そこで今回は大人の学び直しのための英文法のポイントをわかりやすく解説しています。

レベル別おすすめ教材もぜひご参考くださいね。

この記事でわかること

  • 大人の学び直しに文法が必要な理由
  • 文法学び直しに必要な5文型
  • レベル別文法おすすめ教材
この記事を書いたのは
  • 英会話教師 キャリア20年
  • 英検®︎・受験対策の経験豊富
  • 英検®︎準1級・TOEIC 875
ポリ子です
目次

大人の英語学び直しに文法が必要な理由

文法は英語の「公式」

大人で英語を学び直したい!という方がまず取り組むべき学習は「文法」を学び直すことです。

なぜ文法を学び直す必要があるんですか?

ポリ子

文法は言葉を学習する際に必要な「公式」みたいなものだから!

数学も「公式」がなければ解けませんよね。

つまり「文法」をしっかり学び直すことで、英語を正しく使うことができるようになります。

「文法」を身につけることで英語の4技能全ての力が伸びていくのです。

英語の4技能とは、聞く、話す、読む、書くの英語の4つの分野のこと

身につけておきたい文法レベルは?

文法にはたくさんありますが学び直し英語は中学レベルの文法をしっかり身につけましょう。

学んでおきたい6つの文法

  1. 5文型 文を構成する5つの型
  2. 時制  現在、過去、未来、進行形
  3. 分詞  〜ing、〜ed
  4. 不定詞 to+動詞の原形
  5. 助動詞 can、will、may、maight、must、shall、should
  6. 仮定法 もし〜なら、もし〜だったら

他にも関係代名詞や名詞の複数形の作り方などありますが、上の6つは学び直しをしておくととても効果があります。

コバ太郎

文法は学生時代苦手だったな…

ポリ子

心配しなくても大丈夫!

文法は中学までで基礎を学び、高校から深く学んでいきます。

文法が苦手だった方はおそらく中学時代に難しく感じてしまったのでは?

学生と違って進学のために学習するわけではないので、学び直し英語では一つずつ理解しながら学習を進めていきましょう。

語彙力もないけどこれはどうしたらいいですか?

単語の覚え方はこちらにくわしく解説しているのでぜひご参考ください

大人の文法学び直しは「文型」から

動詞には2種類ある

英語の文法でよく出てくる「動詞」には2種類あることを知っていますか?

動詞には自動詞と他動詞2種類あり、この違いをしっかり理解しておくことが大事。

自動詞は自分が自分で動く
一方他動詞は自分が他者に向けて動く

文法的にいうと自動詞は目的語を持ち、他動詞は目的語を持たないということです。

目的語は日本語では(〜を)の部分。

ポリ子

早速英語でみてみましょう

自動詞
他動詞
  • I walk.私は歩く
  • I kick the ball.
    私はボールを蹴る

walkは自分が動く自動詞なので目的語はありません。

一方kickはthe ballという目的語がなければ文を作ることが出来ないので他動詞となります。

この違いをまずは覚えておきましょう。

では、英文法を学習するのにいちばん大事な文型について解説していきます。

5文型を身につける

高校の英文法ではじめに学習する項目が文型です。

中学の教科書でも「5文型」は出てきます。

ポリ子

ここでは例文を使って5文型を理解しておきましょう

なお、文型を学習する時には主語はS動詞はV目的語はO補語はCという言葉で表します。

文型語順英語日本語
1文型SVHe got to Tokyo. 彼は東京に着いた
2文型SVCHe got angry.彼は怒った
3文型SVOHe got a present.彼はプレゼントを買った
4文型SVOOHe got me a present.彼はプレゼントを私に買ってくれた
5文型SVOCHe got me angry.彼は私を怒らせた

全てgot(原形はget )を使った文章ですが、後ろにくる単語によって意味が変わってきますよね。

どの文型もSVが文の最初にきています。

『誰が〇〇する(した)』と言いたいことから伝えるのが英語です。

SVの後に誰に、何を、どこで、いつという情報をつなげていきます。

ちなみにこの例文にあるgetにはたくさん意味があり、この動詞を知っておくだけでも英語表現の幅がグッと広がります。

コバ太郎

ところで、補語って何のこと?

補語は主語または目的語と=(イコール)でつなぐことができる語

例文の2文型ではHe=angry、5文型では me=angryで主語と目的語の説明をしています。

この5文型を理解したら、日頃使っている英語のテキストの文章をSVOCで分類してみてください。

文の構造がわかると、だんだん英語が面白くなっていきますよ!

レベル別おすすめ英文法教材3選

レベルに合った教材を選ぶ

英文法教材はたくさんあり、どれを選んで良いのか迷ってしまいますよね。

どの教材も共通していますが、まずは自分のレベルにあったものを選ぶことが大事です。

  • 初級
    中学で英語が苦手になり、高校では授業を聞いてもよくわからなかった。
  • 中級
    高校英語までは理解できた。英語は好きでも嫌いでもない。
  • 上級
    英語は得意。TOEICや英検®︎も受験している。

英文法に関してはどのレベルでも学習するべき分野なので、いつも手元に置いておきたい教材を厳選してみました。

どのテキストもイラストが入っていてとてもわかりやすいのでおすすめです。

ここでは初級から上級の方向けの英文法テキストをご紹介します。

【初級〜中級】中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

このシリーズは中学3年生の受験対策用の学習記事でもご紹介している教材です。

このテキストはとにかくタイトルの通り中学英文法がしっかり身につくように工夫されています。

TOEIC学習で有名な濱崎先生の文法解説はとても丁寧でわかりやすい!

このテキストのGoodポイント

  • 見開きでひとつの文法を学習
    シンプルでイラストもあり、ポイントが明確
  • 音源をダウンロードしてリピートやリスニング学習
    英文法学習と一緒に英語の4技能の力をつけることができる
  • 2021年度の新学習指導要領に対応
    大人が学習するべき英文法しっかりカバーしている

薄いのですがとにかく無駄がなく、何度も復習することができるのがポイント。

ポリ子

分厚いテキストだと学習意欲が上がりませんよね

英文法解説だけではなくもっと実践したい、という方はこちらを併用してみてください。

この問題集は、「中学3年生の英語がしっかりわかる本」を使ってもっと問題を解きたい!という方におすすめ。

項目ごとの練習問題や、まとめテストで英文法をしっかり定着させましょう。

もちろん、問題を解いたあとは、音声を聞きながら4技能のトレーニングを忘れずに!

【初級〜上級】総合英語 Evergreen

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この文法書は私が高校時代使用していた「総合英語 Forest」の進化版です。

Forestには大学入試から英検®︎、TOEICの学習までどんな時にもお世話になっていました。

Forestは2017年に販売終了となりましたが、このEvergreenはその後継者

内容も使いやすさもForestを上回っています。

ポリ子

再び英語学習のお供です!

このEvergreenは基礎はもちろん、高校参考書として使われているので英文法を深く学ぶことができます。

ひとつの英文法を『なぜ?』から理解することができるので初級から上級レベルまで幅広く使えるのもポイント。

この文法書のGoodポイント

  • 英文法のルールを暗記ではなく理解しながら身につけることができる
  • 基礎から応用まで幅広く対応
    基本→理解する→深く知るの3ステップ
  • わかりやすい言葉とイラストで説明
    難しい文法内容も『なぜ?』に寄り添って解説してくれる

Evergreenの一押しのポイントは英文法を解説した動画をダウンロードして見ることができること。

英文を音声で聞くことは英語学習では必須なので、しっかり活用しましょう。

スマホで手軽に音を聞けることは隙間時間を利用する大人の学習には嬉しい!

ポリ子

大人の英文法学習には最高の1冊です

学び直しや資格の勉強に幅広く活躍すること間違いなし。

英文法のバイブルとして英語学習にぜひ、活用してみてくださいね。

【中級以上】英文法の鬼100則

このテキストは通常の文法書とは異なっていて、英文法を認知言語学の視点を取り入れて解説しています。

認知言語学の視点って?

難しそうに聞こえますが、実はとてもシンプル。

言葉を書く、話すと言うことは気持ちを表すと言うこと。
自分の気持ちを表すならば英文法をルールではなく「気持ちの表れ方」としてとらえる

英文法はパターンで覚えるのではなく『何のために話すのか?』を考えて習得していくことが大事ということです。

ただ、書いてあることを理解するにはある程度の文法知識が必要。

『中学英文法をほぼ理解できた』というタイミングでこのテキストに取り組んでみましょう。

本のタイトルは「鬼100則」とあるのでスパルタな内容かと思いきやわかりやすいのがポイント。

ポリ子

解説がとても丁寧でイラスト付きです

例えば未来形の表し方にはwillや進行形、be going toなどありますが、それぞれどの場面でどのような気持ちの時に使うのかをわかりやすく解説してあります。

このテキストをしっかり活用して暗記の文法ではなく、使える文法を身につけていきましょう!

この文法書の使い方

  • 13章まであり、かなり厚いテキストなので自分が疑問に思った文法事項から読み進める
  • 文法解説書というよりも文法を楽しむ読み物として活用する
  • 文章で説明してあるので、気になった解説をノートにまとめると後から復習しやすい

使える英文法が次のステップなんですね!

まとめ:大人の学び直し「文法」

今回の記事では英文法の大事なポイントとおすすめテキストを解説してきました。

英文法が少し「公式」に見えてきましたか?

英文法って意外とシンプルかも!

ポリ子

「公式」がわかれば英語が楽しくなってきますよ

中学文法レベルの構文をしっかりと使い、わかりやすい文章を作ることが相手に伝わる英語です。

使える英文法を身につけるステップ

  • 動詞の2つの役割5文型を理解する
  • 自分に合った文法書でまずは中学文法レベルを身につける
  • 実際に話す、書く時には気持ちに合った文法を使う練習をする

きちんとした文法を身につけることでやり直し英語はどんどん成果が出てきます。

今までいろんなテキストを使ってもTOEICの点がなかなか伸びなかったり、英会話教室に通っても身についてる気がしない…と言うあなたはぜひ、このステップで文法を学び直してみてくださいね!

ポリ子

Keep at it.
You get what you put in!
あきらめないで。やっただけ返ってくるから!

英文法をしっかり理解できるようになったら「スピーキング」の力も伸ばせます。

大人の学び直し「スピーキング力」をアップする方法はこちらをご参考ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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